ラマダン、シリアのお菓子

4月21日にラマダン月が明けます。


約1か月間、毎日断食できたことへの感謝の思いで日没を迎えてきました。
はじめの1~2日は日中の頭痛に悩まされ横になり日没が待ち遠しく、心の中で頭痛薬を飲もうか
我慢しようか葛藤してい頃を思いだします。
今では、ほぼ問題なく日常生活を送れています。


日没時間になると、自然と断食できたことを嬉しく思い、同時に神様への感謝しながら
まず水を飲みナツメヤシ(デーツ)を1粒食べます。
普段では感じることのない幸福感をラマダン月では感じるものだと改めて再確認しています。


youtubeを見ると、各国、各家庭のイフタールの様子の動画が沢山見ることができますが、
その国の特徴が垣間見れて面白く、世界中のムスリムが日没後、水を飲んでナツメヤシを最初に食べ、
みんな笑顔で食事し祈る光景に共感し毎日いろんな国のイフタールを見るのが好きで日課になっていました。
勝手に親近感が生まれ自分たちにも取り入れたり工夫したりする楽しいことの多かった今年のラマダン月でした。
そんなラマダン月も明日で終わり休暇(イード・アル=フィトル)に入ります。

イードの前に、イスラム教徒は「ザカート・アル=フィトル」という喜捨を行います。
これは、ラマダンが終わる前に、貧しい人々に食べ物を提供する義務付けられた寄付です。
これにより、全ての人がイードの喜びを分かち合えるようになります。

イードの朝、お風呂に入り、新しい服を着て、家族や友人と一緒に最寄りのモスクに向かいます。
そこでイードの祈りが行われます。

イード・アル=フィトル(Eid-Ur-Fitr)とは、ラマダン月明けの新しい月、「断食を終えるお祭り」を意味します。
イードの朝、お風呂に入り、新しい服を着て、家族や友人と一緒に最寄りのモスクに向かいイードの祈りが行われます。

イードの期間中、家族や友人はお互いを訪問し、贈り物を交換します。子供たちには、特別な贈り物やお小遣いが与えられることもあります。

イード・アル=フィトルは、イスラム教徒にとって重要な祝祭であり、ラマダン月の締めくくりを祝い、神への感謝と、家族や友人との絆を大切にする機会です。イスラム教徒でなくても、イードの美しい文化や伝統を学ぶことで、異文化理解が深まり、相互の尊敬や理解が育まれることでしょう。

参考動画  

この動画は数日前のイスタンブール・カディキョイで行われているイフタールの様子です。
政府か自治体で運営しておりもちろん無料です。この規模の大きさに驚きです。
いつか参加したいものです。
こちらの動画ではより詳しくイード・アルフィトル礼拝の作法や意味について解説されています。興味のある方は是非ご視聴ください。