アレッポの記憶

11/11のニュースで、ドイツ・ベルリンのブランデンブルグ門前に、大型バス3台が地面に突き刺さったようなモニュメントが展示されているという記事を見ました。

シリア北部アレッポの反体制派支配地域のバリケードを想起させる作品で、シリア出身アーティストによるものだそうです。
壮絶なアレッポへの攻撃を忘れないで欲しいという作者の思いが伝わってきます。

 

最近、日本ではシリアでの現状はあまり伝えられなくなり、それとは別に「復興」を急ぐような記事を時々目にします。

未だ戦闘が続いているにもかかわらずです。

その戦闘による犠牲者の多くは以前と変わらず一般市民ばかりで、毎日のように市民の財産である家や建物が破壊されて続けています。

この状況で「復興支援」という言葉に違和感を覚えます。

シリアの人々は内戦や紛争による犠牲者が出なくなること。そして自分たちの財産をこれ以上破壊してほしくないと願っています。

「復興」ではなく「平和」になるための国際的な支援であって、決して復興のためのモノやお金を求めている訳ではありません。

国外に難民となって出て行った子供達が安心して戻ってこれる国にしたいと願っています。

石鹸ファンが多く、震災を経験した日本の皆さんの中には、「復興」という言葉は特別に心に響く言葉ではないでしょうか。

「復興」という看板で集めた寄付が、本当に立場の弱い人々のためになっているのかは疑問です。

「復興」ではなく紛争や破壊行為がなくなることが最優先だと思うのです。

 

シリアが平和になることを心から願っています。