アレッポの石鹸職人の労働条件


トルコでのアレッポの石鹸職人の労働条件

アレッポの石鹸職人

アレッポから避難し、2015年よりバラカート社はトルコでの製造を本格化しました。
その時はトルコ語が話せる通訳を雇い、工場設立に伴う許可申請など簡単なことではありませんでした。
シリアに比べ物価が高く工場設立の経費も大きな負担でした。
しかし、石鹸作りを再開したいという強い思いで、トルコでの複雑で諸手続きは大変ではありましたが、「きちんと努力すれば正当な結果が得られることが嬉しかった」とバラカート社代表は話します。
以前はビジネスに必要なあらゆる手続きには独特な経費(コネ等)が必要でした。  この経費が高く大きな負担でした。
しかし、トルコでは事務的な手数料には明細があり、多くの民主的な国であれば当然なことです。
理不尽な理由から受付けないということもありません。

トルコでは難民であったとしてもトルコ市民とほぼ同等な権利を与えてくれています。
また、EUを手本とし、労働者の権利や雇用側の義務を課されてもいます。
中でも労働者に対する社会保険の加入の義務はシリア人にとっては驚きです。
初めて触れる民主的な国での義務と権利にはお金が掛かりますが、広く平等に扱われることを納得し受け入れて操業しています。

以前に比べ嬉しいのは労働者に良い賃金を支払えること、自分達にとっても有意義にその収入を使えること、そして難民キャンプにいるシリア人のために自分達の働いたお金を寄付できることに何より誇りが持てると話します。

特定の者だけが得をするような不平等を長い間見せられてきた職人達は、このような当たり前のことでも自由で幸せなことだと感じています。