久しぶりの焼き立てホブズ

今年の夏は猛暑の中、会社の引越しに追われ一息つく間もなく、少し落ち着いてきたので久しぶりにシリアのレストランに行くことができました。

このレストランが気に入っているのは、ランチメニューの中には焼き立てのホブズ(中近東の主食でナンの同類)が食べ放題のところ。※写真:風船のように膨らんでいるのがホブズです。

シリアに行ったことがある方でしたらご存知の方も多いのでは。

現地のレストランであっても必ず焼き立てを出しているわけではありません。

ですから、日本で焼き立てを食べられることは現地の人間にとって本当にありがたい。

焼き立ては丸く膨らみ小麦のいい香りがして食欲が増してきます。

シリアのホブズはシンプルな味わいでどのシリア料理にも合い、おいしさを引き立ててくれます。

ホブズの事ばかり話しましたが、このお店は近くに各国の大使館が多く点在し、パーティー用の大皿料理も注文を受け付けているようで、以前は羊の丸焼きが目の前を通過するなど日本では珍しい料理も度々見られます。

とは言え、ランチメニューはお手頃でホブズ食べ放題のセットもあり、コーヒー、デザート付です。

どの料理も気取らない素朴なシリアの家庭料理が味わうことができます。

機会があれば是非一度、焼き立てホブズとシリア料理を食べて頂きたいです。

アラビアレストラン ゼノビア

http://www.zenobia-ib.com/

アレッポの石鹸職人から

中東の伝統的なお菓子

先々週、断食月のラマダンが明け、新年を迎えた様に「皆さんが健康でありますように」と言って家族や知人に挨拶をします。

そんな折、私の元に知人から大量のデーツ(ナツメヤシの実)が12kgも届きました。

中近東ではラマダン中やラマダン明けによくデーツを食べます。

栄養価が高くミネラルが豊富等、健康に良く中東の代表的な木の実です。

この時期のギフトとして贈られることの多い食品です。

届けられたデーツを当社スタッフに個装パック1kgを配りました。

1kgと言えばアレッポ石鹸5個分相当の大きさなのでスタッフは少し驚いていました。

日本の皆さんは甘さ控えめでなければ食べないから口に合うかちょっと心配でしたが、すっきりとしつこくない甘さが意外に好評でさらに1kgリピートしてくれました。

そのままのデーツも美味しいのですが、デーツを使った中近東伝統のお菓子もこの時期どの家庭でも食べられています。

ちょっと紹介させて下さい。

中近東の伝統的なお菓子、「アジュワ」。

クッキーの中にデーツをつぶした餡が入ったお菓子で、ラマダン明けに親戚や知人の家に行くと必ず出されます。

木型で色々な形をかたどり、この時期は家庭でもよく手作りされています。

日本の我が家には型がなかったのでシンプルに丸い形で焼き上げました。

飾り気のない素朴な味でしたが、嬉しいことに大好評でした。

故郷のお菓子を家族や知人がおいしそうに食べているのを見ていると「皆さんが健康でありますように」と、自然とそんな気持ちになるものです。

母国の情勢は一見静かな状況に見えますが、土地を追われた人々は安心して戻れる保証など全くないため母国で平和に暮らすという夢をいったんは捨てざるを得ません。

トルコに避難した石鹸職人達も今は母国に戻るという思いを今は封印しトルコで生きていく決意です。