●断食月ラマダンが明けました●

今年のラマダンの期間は4/25~5/23。

先日の土曜日の日没と共にラマダンが明けました。
クルアーム アントム ビヘイル!  皆さんが健康でありますように!  (新年の挨拶と同じです)
いつもだと約3~5日間は祝日となり親戚や友人を訪ねたりスーク(市場)で新しい服を買ったりと町全体がお祭りムードで賑わうのですが、今年のラマダン明けは新型コロナウィルスの影響でどの国も自粛ムード一色。電話やフェイスタイムでの挨拶が主流となっています。

日本だと毎日シリアの料理を用意するのは難しいのですが、輸入食材のスーパーだと時々そのハードルを下げてくれる食材を見つける時があります。
ファラーフェルミックスと小分けタイプのホンモスを見つけたので断食中に家で試してみました。

写真はある日の軽食として準備したものです。
フファラーフェルはファラーフェルミックスに水を加えて油で揚げ完成。
ホンモスは胡麻ペーストをプラスし混ぜ合わせ(コクが増します)、皿に盛りつけオリーブオイルをかけました。付け合わせにピクルス、パンを添えました。
庶民的で豪華さはありませんが、故郷を長く離れると豪華な肉料理よりはこのような質素な料理が食べたくなります。

5/25はやっと全国的に緊急事態宣言が解除の発表が出ましたね。
ラマダン明けと共に嬉しいニュースです。
改めて クルアーム アントム ビヘイル!  皆さんが健康でありますように!

Aleppo soap in France

アレッポの石鹸Paris2 アレッポの石鹸Paris2

●うれしい発見●
先日、ガジアンテップの石鹸工場を訪問しました。
途中、イスタンブールとパリに立ち寄りました。
お土産屋さんやコスメショップにいつも立ち寄るのですが、その時アレッポの石鹸が売られていました。
アラビア語のスタンプはそれぞれの工場の刻印で、難民や移民となったアレッポの石鹸職人が今生きている国で頑張っているんだなと伝わってきます。
希望を言えば故郷のアレッポに戻って昔のように石鹸作りをしたいと職人達は思っています。
その平和が戻るまでは異国で頑張って石鹸作りを続けて欲しいと願います。

アレッポの石鹸トルコ アレッポの石鹸トルコ2

シリア家庭の味マヒシ

シリア料理

夏野菜が店頭に出始めると、どの家庭でも作られている家庭料理のひとつにマヒシがあります。

ズッキーニや茄子、ピーマンなどの野菜の中をくり抜いて、そこに羊の粗ミンチ肉と米に味を付け詰めてトマトソースで煮込む料理です。

子供は日本の茄子程の大きさのズッキーニのマヒシ(クーサマヒシ)を好んで食べます。

5人家族だと1人約5本は食べる計算で25~30本のクーサ(ズッキーニ)の中をくり抜くので慣れるまでは時間もかかるし、くり抜く器具が突き抜けて穴が開くなどの失敗も多い作業です。

ベテラン主婦になるとドラマを見ながらチャチャットこなしています。

しかし、残念なことに日本で出回っているズッキーニは細長いものばかりで中身をくりぬく作業が非常に困難。そのため我が家では茄子とパプリカでマヒシを作ってみました。

茄子はよく使っていましたが、パプリカは今回が初めて。作ってみてわかったことは、肉厚なパプリカはしっかりトマトソースに浸かるようにすること。そしてびっくりなのがパプリカの出汁?がトマトソースと混ざり合うことで新しい味わいになったことです。

日本の生活でシリアの食生活を再現することは難しいところがたくさんありますが、今回のパプリカマヒシはちょっと不自由な中での新たな発見でした。 大変おいしく頂きました。

●シリア難民支援について●

アレッポ

当社が行っているシリア難民支援は内戦が激化した頃より行ってきました。 

当社とバラカート社の共同で在トルコのNPOを通してトルコのシリア難民キャンプへの寄付を行っています。 

この難民キャンプの避難民の数は非常に多く、内戦で親を亡くした孤児たちも存在します。そういった一番立場の弱い人たちを中心にNPOは支援活動を行っています。 

また、シリア国内やシリア周辺の国々に避難しているシリア難民キャンプを支援する日本の団体への寄付を行っています。これら団体はシリア難民の現状を日本の皆さんに伝える活動も行っています。そのような団体に物販用の石鹸を無償で提供し、その販売利益が支援金となっています。 

協力させて頂いている支援団体は下記のとおりです。 

イベントなどでお見かけになりましたらお立ち寄り頂けたらと思います。 

・特定非営利活動法人(認定NPO)パレスチナ子どものキャンペーン(CCP Japan) 

・非営利団体Syrian Hands(シリアンハンド) 

・非営利団体Stand with Syria Japan(スタンド ウィズ シリア ジャパン) 

これらの団体の活動にお邪魔した際にこのような質問がありました。 

「シリアに直接お金を送るのですか?」 

とてもシンプルで的を得た疑問だと思いました。 

「現在シリアに直接送金することが困難なためトルコで必要な医薬品や食料、燃料などを買い付けてからシリア国内の難民キャンプに届けています。」と団体の方が答えていました。 

送金が困難という理由の他、そのキャンプでは現金があったとして も基本物資が底をついているのです。 

現地で活動する団体スタッフは危険を伴いながらも立場の弱い人々に寄り添って活動しています。 

日本からできる支援には限りがあり微力ではありますが今後も支援を続けていきます。

ドイツに渡ったシリアの若者

ドイツに渡ったシリアの若者

実は私の兄弟の子供たち二人は、今ドイツにいます。

21才と22才の青年ですが約1年半前、シリアからトルコに渡りボートでギリシャ、そこからは徒歩やバス、列車を乗り継いでドイツに辿り着きました。この旅が甥っ子にとって初めての海外渡航経験でした。別々の時期にドイツに向かったため親戚同士といっても彼らは違う州に住んでいます。

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フェアトレードの意味と石鹸職人達

フェアトレードの意味
         アレッポの石鹸職人との食事会

フェアトレードジャパンによると、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」と定義づけています。

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石鹸工場視察の目的

アレッポの石鹸の工場視察

弊社工場がアレッポで操業し内戦が始まってからは、石鹸工場の視察が行えていませんでした。

現在トルコに工場が移転してからは年に2回、石鹸作りのシーズン(12月~2月頃) と夏の石鹸の乾燥時期に視察に行くことにしています。この視察により石鹸への私の知識が深まるだけでなく、弊社の色々な要望を工場側に理解してもらう良い機会です。

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物価の高いトルコで

シリアに比べ、トルコの物価は約2~3倍。

石鹸の製造に関しても、アレッポで製造していた頃よりも全ての経費が割高となり、石鹸工場側としては弊社との取引価格を値上げせざるを得ませんでした。

しかし弊社の考えは、値上げすることで石鹸の製造量が減り、さらにシリア難民の労働者数が減らされることを懸念し、輸入価格が上がっても値上をせず現状の販売価格を維持する決断をしました。

 

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