二週間前まで工場視察のため、トルコに滞在していました。 

トルコでは街を歩いたりショッピングセンター等の施設を利用していても、ほとんどマスクをしている人は見かけずコロナの影響も薄まり日常に戻っていることが感じ取れました。一方でトルコリラが下がり続けている影響もあるからか物価はかなり高く感じたこともあり、経済の側面ではまだ回復しきったとは言えない様子でした。

動画は年末に日本に輸送される予定の石鹸を自然乾燥しているものです。 

アレッポの石鹸職人たちはトルコに場所をかえても、伝統を守り続けてくれていることを現地で改めて実感することができました。12月末には日本に到着予定なので今から待ち遠しいです。 

この度、弊社の商品をYahoo!ショッピングにて販売させていただくことになりました。 

ソフトバンクユーザーのお客様は購入時に10%のポイント還元が毎回発生する等 

楽天やAmazonとは違ったメリットがございますのでこの機会に是非ご利用ください。 

弊社Yahoo!ショッピング URL 

https://store.shopping.yahoo.co.jp/aleppo1/product.html#sideNaviItems

昨今ではロシアによるウクライナ侵攻や急激な円安の影響を受け多くの業界で商品やサービスの値上げを余儀なくされており、弊社も例にもれず全商品の価格改定を実施致しました。そんな中でも少しでもお客様がお得に弊社の石鹸をお求め頂けるよう、今回一部商品をよりお得な卸価格で販売を開始しております。

アレッポのソープ(OLIVE)
小売価格500円
26個セット 220円(税込み)×26
44個セット 210円(税込み)×44
88個セット 200円(税込み)×88

アレッポのソープ (ノーマル)
小売価格550円
20個セット 330円(税込み)×20
50個セット 290円(税込み)×50
100個セット260円(税込み)×100

アレッポのソープ(エキストラ)
小売価格880円
20個セット 660円(税込み)×20
50個セット 500円(税込み)×50

一度にまとめてお求め頂くことで、石鹸一個あたりの価格がお得になるよう価格を設定致しました。


卸価格専用のページはこちら

https://crosroad.com/wholesale/
ご利用お待ちしております。

ukraine

アレッポの石鹸職人から

過去に私たちは、アレッポやイドリブで非常に残酷なロシアの攻撃を受けました。
多くの市民が犠牲になり、命を守るためためトルコに難民として非難しどうにか生き延びてきました。
私たちは、ロシアの残酷な戦争のやり方を経験しウクライナの人々の悲しみを深く理解しおり、本当に心から応援しています。

今ウクライナでは、10年前シリアで行われた攻撃と同じやり方でロシアが侵攻してきています。
当時シリアでは国際的に禁止されている爆弾や化学兵器までも使用されました。
今ウクライナにもそのような兵器が使われるのではと危惧されています。
シリアの時も国際社会が声を上げたにも関わらず、結果、攻撃は止まず大量の避難民が国外に流出し、シリア国内でのロシアの目的を達成させたのです。人口の三分の一は国外に難民として流出、三分の一はシリア国内難民、残り三分の一はシリアに留まりロシアの支配下で弾圧を受け続けています。
現在の状況を見ると、残念ながらシリアの結果を考えると国際社会がいくら大きな声を上げ、ロシアに向けて制裁を加えてもウクライナ侵攻を止めることはできないのではと思ってしまいます。
ウクライナが救われるよう国際社会がこの侵攻を止めるような行動を示して欲しいです。
ウクライナだけではなく全世界が平和になるために。
アレッポの石鹸職人より

アレッポの石鹼職人から
アレッポの石鹼職人から

昨年末、とても嬉しいプレゼントを頂きました。
文渓堂さんより12月に出版された「SDGsを実現する2030年の仕事未来図」第4巻平和を作る仕事、開発援助・協力を進める仕事で弊社とバラカート社の事が取り上げられ、その本が完成し贈ってくれたのです。

「平和をつくる仕事」という大きなテーマで私共を取り上げてくださったことを大変光栄に思っております。

またこのことを現在トルコにて弊社が扱っている石鹸を製造している、バラカートさんに伝えたところ彼も非常に喜んでいました。
シリアが民主化運動による混乱に陥った時、彼らは平和を求めて難民という道を選びトルコに避難しました。

トルコに避難した直後は石鹸の製造など考えられない程心身ともに疲弊していました。
そんな彼らに向けて「バラカートさんが作るアレッポの石けんはたくさんの日本の皆さんに愛されている。」と伝えました。

製造再開の背中を押したのは、この日本の皆様からのメッセージと伝統あるアレッポの石けんを作り続けてきたことへの誇りでした。

弊社の活動を取り上げて頂いたことに感謝すると共に、これを励みに今後もバラカート社と二人三脚で頑張って参ります。

なお、文溪堂様の「SDGsを実現する2030年の仕事未来図」は全国の書店及びネット書店にてお買い求め頂けます。

SDGsを実現する2030年の仕事未来図4 https://common.bunkei.co.jp/books/4211.html">

アレッポのソープ OLIVE

「アレッポのソープ Olive」を昨年末の販売開始しから1年が経ちました。

原料にオリーブオイル100%使用。お求めやすいリーズナブル価格でお客様に高評価を頂いており心より感謝申し上げます。

安さの理由はメーカーからの直販であること。しかし、仕入れ値が安いわけではありません。

シリアに比べて物価が高いトルコでの生産はむしろ年々仕入れ値は上昇しています。値上げをせずに販売するため当社のあらゆる面での効率化を行い、高い利益を求めないことで日本での販売価格を低く抑えて参りました。

一人でも多くのお客様に選ばれ、そして次の生産量が増えることで難民の雇用を生み出すことに意義を感じ、これからもこの姿勢で販売を続けて参ります。

SDGs

昨今では多くの企業が持続可能な社会に向けて、どのようなことができるのか模索し取り組んでいます。弊社でも身近なところから貢献できるよう輸入の際に使用したダンボールを商品を固定するため部分的に活用したり、古紙を緩衝材として再利用しています。

下記の写真は再利用ダンボールをボックスに合わせてカットし、商品をラップで固定し梱包しています。ボックス内で商品が固定された状態でお客様にお届けしています。

これにより、緩衝材を可能な限り使用せず、ゴミを最小限に抑えるようにしています。

弊社のこうした取り組みが継続できていることは、お客様に感謝しなければいけない事だと考えています。始める前は一度使用した資材を再度お客様にお届けする際に活用することは失礼にあたってしまうのではないかと幾ばくかの抵抗があったからです。

しかしこうした取り組みをスタートして以来一度も再利用の段ボールや古紙を使用していることに対してのご不満は頂いておりません。

リユースやリサイクルなどの取り組みはお客様のご理解がなければ成立しない取り組みです。これを肝に免じて、今後とも持続可能な社会の実現に向けて小さなことからでも貢献できるよう尽力致します。

お客様のご要望により、アレッポのソープ(3等分カット済み)の商品を販売開始致しました。
【数量限定】

blank

今年のラマダンの期間は4/25~5/23。

先日の土曜日の日没と共にラマダンが明けました。
クルアーム アントム ビヘイル!  皆さんが健康でありますように!  (新年の挨拶と同じです)
いつもだと約3~5日間は祝日となり親戚や友人を訪ねたりスーク(市場)で新しい服を買ったりと町全体がお祭りムードで賑わうのですが、今年のラマダン明けは新型コロナウィルスの影響でどの国も自粛ムード一色。電話やフェイスタイムでの挨拶が主流となっています。

日本だと毎日シリアの料理を用意するのは難しいのですが、輸入食材のスーパーだと時々そのハードルを下げてくれる食材を見つける時があります。
ファラーフェルミックスと小分けタイプのホンモスを見つけたので断食中に家で試してみました。

写真はある日の軽食として準備したものです。
フファラーフェルはファラーフェルミックスに水を加えて油で揚げ完成。
ホンモスは胡麻ペーストをプラスし混ぜ合わせ(コクが増します)、皿に盛りつけオリーブオイルをかけました。付け合わせにピクルス、パンを添えました。
庶民的で豪華さはありませんが、故郷を長く離れると豪華な肉料理よりはこのような質素な料理が食べたくなります。

5/25はやっと全国的に緊急事態宣言が解除の発表が出ましたね。
ラマダン明けと共に嬉しいニュースです。
改めて クルアーム アントム ビヘイル!  皆さんが健康でありますように!

アレッポの石鹸が出来上がるまで

2015年、アレッポの石鹸職人たちがトルコに避難後まもなくして撮影した動画です。
良質な原料と最低限必要な道具と技術が避難先での再出発を可能にし、この石鹸のお陰で職人たちは立ち直ることが出来ました。
この頃10代だった見習い職人も今は立派な職人に成長しています。

※当時、石鹸に必要な用具を急いで揃え作業しましたが、作業着の準備が出来ませんでした。現在は作業服を着用し製造しています。

-製造工程の簡単な流れ-
原料のオリーブオイル、ローレルオイル、苛性ソーダを投入し混合(釜焚き)

型に流し込み、人が乗っても形が崩れない程度に固まってきたらカッティング
※体重の軽めの職人が選ばれます

工場名が入ったスタンプの刻印作業
このスタンプがどこの工場で作られたかを区別しています
※この時はノーマルタイプの刻印作業です

自然乾燥中の積み上げられた石鹸
※この状態で1年から2年乾燥させ、石鹸の色が徐々に茶色に変わります