シリア家庭の味マヒシ

夏野菜が店頭に出始めると、どの家庭でも作られている家庭料理のひとつにマヒシがあります。

ズッキーニや茄子、ピーマンなどの野菜の中をくり抜いて、そこに羊の粗ミンチ肉と米に味を付け詰めてトマトソースで煮込む料理です。

子供は日本の茄子程の大きさのズッキーニのマヒシ(クーサマヒシ)を好んで食べます。

5人家族だと1人約5本は食べる計算で25~30本のクーサ(ズッキーニ)の中をくり抜くので慣れるまでは時間もかかるし、くり抜く器具が突き抜けて穴が開くなどの失敗も多い作業です。

ベテラン主婦になるとドラマを見ながらチャチャットこなしています。

しかし、残念なことに日本で出回っているズッキーニは細長いものばかりで中身をくりぬく作業が非常に困難。そのため我が家では茄子とパプリカでマヒシを作ってみました。

茄子はよく使っていましたが、パプリカは今回が初めて。作ってみてわかったことは、肉厚なパプリカはしっかりトマトソースに浸かるようにすること。そしてびっくりなのがパプリカの出汁?がトマトソースと混ざり合うことで新しい味わいになったことです。

日本の生活でシリアの食生活を再現することは難しいところがたくさんありますが、今回のパプリカマヒシはちょっと不自由な中での新たな発見でした。 大変おいしく頂きました。