ラマダンの期間はイスラム暦によって定められているため毎年同じ時期には行われません。
去年は4月3日からでしたが、今年は3月22日から1か月間がラマダンです。
ラマダンとはイスラム教の五行のひとつである「断食」を行う月のことです。
実際のラマダン月の雰囲気は堅苦しい感じはなく、人々の距離がより近く感じられるような雰囲気と行事が毎年計画されています。
日の出ている間は飲食をしませんが、日没が近づくと家族や親戚、友人などと軽食を持ち寄りモスクや広場で待ち合わせ一緒に日没を迎えます。
近所にスペースがあればそこにテーブルを広げ、地域によってはエアコン付きのテントを設置するなど、みんなが集まり日没後の食事（イフタール）をします。
国によっては政府や自治体などが無料のパンとスープを配り、一般の人々は自分たちで用意したお菓子を配っていたりと、ただひたすら苦しい断食を耐え忍ぶといったイメージはありません。
ラマダン月は断食という行為を通して、健康であることへの感謝、貧しい人々への共感と慈善の行うなどラマダン月の意義はこれにとどまりません。
皆が集うことによる人々の絆が最も深まり、社会的にも大切な意味を持つ行事です。
今年のラマダン月は、各国のラマダン月を祝うニュースなどを紹介したいと思います。
-ロンドンのラマダンを祝う飾りつけの映像-
