アレッポの石鹸とカサブ石鹸の原材料について
石鹸の原材料
原料のひとつ、ローレル(月桂樹)オイル ローレル(月桂樹)もまた地中海を代表する植物、地中海沿岸の国々の歴史的な遺跡や絵画には月桂冠(ローレルの冠)を身に着けた人々の様子がよく描かれ、昔から身近な植物であり、特別な植物でもありました。ローレルの葉はその特有な芳香成分から食材の臭み消しや料理の風味づけに用いられています。
ローレルの実から採れるオイルは、皮膚を清浄する目的や芳香剤として使われ、大量に生産できないため限定的に大切に使われていたようです。
生産地域はローレルが広く自然自生していたトルコなどの地域で、現在多くのローレルオイルを生産しているのはトルコと言われています。
肌にもよく香りのよいローレルオイルはこの地域の石鹸の原料として用いられるようになり、その原点は昔の人々のアイデアからでした。
「アレッポの石鹸職人から」の一番の特徴ともいえるローレル(月桂樹)オイルは、ローレルの木の実から搾られています。
ローレルの原産は地中海沿岸です。
地中海沿岸の国々にはローレルの自然の群落がたくさんあり、太古の昔から人々にとって身近な植物でした。
多くの遺跡にローレルの葉が描かれている事からも人々とローレルの関係を垣間見る事ができます。
オリンピックやスポーツの競技会で勝利者だけに与えられる月桂冠はまさに特別な木である事を証明しています。 アレッポタイプのオリーブ石鹸には、必ずと言っていいほどローレルオイルが含まれています。
なぜローレルオイルが含まれているのでしょう 2000年の歴史を持つトルコのオリーブ石鹸にはなぜローレルオイルが含まれているのでしょう。
その理由のひとつとして、昔からローレルオイルには清浄するとわれています。
そしてもうひとつ、とても香りがよいということです。
またトルコはローレルの群落が多く、ローレルオイルが容易に手に入るという条件もそろっていました。
しかし、ローレルオイルは大変貴重なオイルなのです。
いくらたくさんのローレルの木があったとしても、100kgのローレルの実から採れるオイルは、わずか5kgだけ。
このため昔から、 オリーブ石鹸に含まれるローレルオイルが多い程、高価な石鹸とされてきました。
そして中近東ではオリーブ石鹸の事を、オリーブ石鹸とは呼ばず、「サボーン・ガール」=ローレル石鹸と呼んでいます。
ですからローレルオイルは、アレッポタイプのオリーブ石鹸にとっては貴重な原料なのです。
ローレルオイルの採り方 ローレルの木は楠の仲間の常葉樹です。 4月に開花し、11~12月に実がつきます。
そして実にオイルが貯まると、その実が緑から黒に変わり、人々に収穫の時期を知らせます。
するとカサブ地方の人々はローレルの森へ行き、実を収穫し、すぐにオイル作りに取りかかります。
ローレルオイルの採り方は主に2つあります。
1)低温下で溶剤等の薬品を使用しないで採取する方法(セミコールドプロセス)で中近東は全てこの方法でオイルを採取しています。
少量しか採取できませんがフレッシュで良質なオイルです。このローレルオイルが石鹸に含まれる量によって値段が変わります。
2)高温下で溶剤等を使用し採取する方法。この方法は大量かつ容易にオイルが採取できます。
その後、不純物を取り除くためのフィルターにかけられ、石けんに使われるロ-レルオイルが出来上がるのです。
オリーブオイル オリーブ発祥の地は中近東だと言われています。
人類が歴史に登場する前から自生し、紀元前4~5000年頃より栽培され、そして紀元前2000年頃には南ヨーロッパや北アフリカに伝わっていきました。
オリーブは干ばつに強いため、どのような土壌でも育つと言われています。
成長のための条件は
1)熱く乾燥した夏があること。
2)寒くて短い冬があること。
3)軽く雨が降る春があること。
最低限これらの気候条件が必要なのです。これらの条件はまるで中近東の気候を表わしているようです。
中近東とオリーブオイル オリーブとローレルは地中海の恵まれた環境により育まれます、当社の商品は地中海の恵まれた気候により育まれたオイルが主原料
オリーブオイルは地中海を代表する農産物果実を搾って採れた果汁がそのままオイルとして使用できるのは、
他の植物性オイルと比べても類のないオイルです。
それだけに太古の昔のから聖なるオイルとして様々な儀式、滋養のためや薬として、
調味料や食材の保存、石鹸の原料など生活のあらゆる場面で活用され現在に至り、今も変わらず地中海沿岸地域の人々の生活に欠かせないオイルです。
昔から地中海沿岸の国々では、食用だけでなく医薬品、または化粧品にと幅広く使われてきました。
オリーブオイル アレッポタイプの石鹸に使われているオリーブオイルは種まで搾ったオイルです。 通常のオリーブオイル核分のオイルは含まれてます。
その核分のオイルは穏やかな緑色と石ケン化しやすいオイルです。 またはビタミンやスクワレンを多く含んでいる、実と種の成分をより残しております。
ですから、石鹸の素材としてはとても向いているのです。
その肌に良いとされる成分として挙げられるものは保湿をあたえるグリセリン、スクワレン、活性化を助けるビタミンA、ビタミンEなどが代表的なものです。
オリーブオイルに含まれているこれらの成分が、洗った後のお肌のしっとり感をもたらしてくれるのです。
カサブクレイ石鹸の特徴 昔からトリートメントとして髪の毛や肌にパックなどの方法で利用されてきました。
鉱山で採掘されたタブレット状のクレイを粉にしたものや、粉を使いやすいパイプ型に固めたものを、今も中近東では公共のお風呂場に置かれています。
クレイ自体は洗浄が弱いのですが、灰を混ぜ合わせると洗浄が高まるという事を知り、石鹸として使われていた時代もありました。
そして現代、カサブ石鹸にクレイを入れることで洗浄を高め、さらにオイルに含まれていない
ミネラルが補われることでトリートメントも高まり、なじみのある石鹸からクレイの使用感を楽しめるようになりました。
鉱山で採掘されたタブレット状のクレイを粉にしたものや、粉を使いやすいパイプ型に固めたものを、今も中近東では公共のお風呂場に置かれています。
クレイ自体は洗浄が弱いのですが、灰を混ぜ合わせると洗浄が高まるという事を知り、石鹸として使われていた時代もありました。
そして現代、カサブ石鹸にクレイを入れることで洗浄を高め、さらにオイルに含まれていない
ミネラルが補われることでトリートメントも高まり、なじみのある石鹸からクレイの使用感を楽しめるようになりました。
粘土石鹸のヒストリー メソポタミア時代からシルクロードの時代を経てスーク(市場)など、さまざまな場所でクレイが販売されていました。
クレイは中近東で「Beyloonベイルーン」または「アレッポの粘土」と呼ばれ、モロッコでは「ガスール」と呼ばれています。
水(お湯)に溶いたアレッポのクレイはチョコレートのような外見で、ミネラル等が多く含まれ、ぬるっとしたなめらかなさわり心地です。
クレイは中近東で「Beyloonベイルーン」または「アレッポの粘土」と呼ばれ、モロッコでは「ガスール」と呼ばれています。
水(お湯)に溶いたアレッポのクレイはチョコレートのような外見で、ミネラル等が多く含まれ、ぬるっとしたなめらかなさわり心地です。