6/26-7/1はイスラム教の巡礼に当たるハッジの時期で、5日間にわたってサウジアラビアのメッカとその周辺の聖地を訪れる宗教的巡礼が行われます。
年間、様々な宗教行事がありますが、その中でもハッジは最大の行事です。
「イスラーム」は「平和」という意味。
多くの行事は弱い立場にある人々への寄付や平和の連帯を意識づけを呼びかけ、神(アッラー)への信仰を示します。
ハッジに参加できる巡礼者は、毎年サウジアラビアが各国の巡礼者数を割り当てるので、行きたいから必ず行けるという訳でもなく、ある国の巡礼者数が極端に多いという訳でもありません。
神(アッラー)の教えに従い人種や国籍、肌の色などを問わず一定の基準もと平等に数を決めているようです。
今年巡礼する人たちのコメントや受け入れ側のサウジアラビアも準備状況を発信したり、今年もハッジへの盛り上がりSNSから伝わってきます。
インターネットの普及はイスラム教徒への改宗者増加にも貢献しています。
増加の理由の一つにインターネットの普及とSNSが広まったことが影響している感じます。
「イスラムって何?」と疑問を持つと簡単に検索して答えが見つかり一つ疑問が解消され、イメージがどんどん変わり次から次へと知りたくなり
より詳しいイスラムに関する関連動画やコメント、文献などを閲覧するといった状況を生んでいるように思います。
英語やアラビア語で検索すると非常に多くの情報がネットには存在しています。(日本語だとまだまだ少ないのが残念です)
下記の説明も信頼のおける動画から得たものです。
全世界のムスリム人口は約20億人とも言われています。
ムスリム人口が多い順だと、1位インドネシア、2位パキスタン、3位インド、4位バングラディシュ。
この4か国でイスラム人口の約3分の1以上を占めており、イスラム教はアラブの宗教という訳ではありません。
アメリカ、イギリスではキリスト教に次ぐ第二の宗教となり、改宗者の割合も高くまたその中でも女性の改宗者がとても多いという調査もあります。
イスラームという宗教は人名でもなければ地名でもなく宗教の特徴が宗教名になっています。
これはつまり神(アッラー)の教えを受け入れた人は人種や国籍、肌の色などを問わずイスラム教徒とみなされ平等であるということです。
預言者は、人種や肌色で優劣が決まることもなく、ただ敬虔さのみで優劣はつけられるものと言っています。
人種などによる差別がいまだ根強く残る現代だからこそ平等を掲げるイスラムの教えが正しく理解され広まっているからこそイスラム教徒が増えていっているのではないでしょうか。
参考にさせて頂いた動画
https://youtu.be/99fzRVbBd0k