アレッポの石鹸職人から

今トルコで難民となったアレッポの石鹸職人は自力でアレッポの石鹸文化を再建しようとしています。

政権の力に頼らず、石鹸職人達が協力し合いながらトルコで奮闘しています。

日本の皆さんはアレッポの石鹸作りは、石鹸職人数人が全行程の作業を行っていると想像していませんか?

実際、石鹸の製造に携わる職人の作業は、製造工程毎の専門性のある幾つかのチームに分かれ、完全分業制で製造されています。メーカである工場主は原料の仕入れ、全行程のマネージメント、そして一番重要な営業を担っています。

この分業制はアレッポに石鹸作りが根付いていくと共に確立してきました。

現在トルコで安定して石鹸作りができているのは、このような石鹸職人である多くの分業の職人が難民としてアレッポから逃れトルコに集まっているからなのです。