カタールW杯開催を受け、11月19日シリア北西部イドリブで300人以上の子供たちが集い「子供たちによる子供たちのためのW杯」がで開催されました。
イドリブに避難している子供たちが出場国の代表選手になりきってサッカーを楽しむというイベントです。
ごみ処理場で働く12歳の少年は「僕はスペイン代表としてこのW杯で優勝したい」と語っていました。
2011年にシリア内戦が勃発してから今に至るまで、50万人が死亡数百万人が避難しています。今回こうしたイベントが行われたイドリブも300万人以上が住んでいた地域でしたがその半数以上が避難を余儀なくされています。
イドリブで行われたW杯を主催したNGOヴァイオレットのイブラヒム・サルミニ氏は「このイベントの目的は子供たちのスポーツ活動を促進することと、内戦の影響で家を追われた子供たちに際的な注目を集めること」だと語っていました。
シリア内戦が長期化してしまったこともあり、日本国内メディアでは殆どその状況については報道されなくなってしまいました。
サルミニ氏が語っていることからも、私たちがシリアでは今でも子供たちが苦しい状況の中でも頑張っているということを周囲に広めるだけでも支援に唾がるのではと思いました。
有難いことに弊社の商品をご愛用いただいてるお客様の中には、いつもシリアの情勢の事を気にかけて下さる方も多く、そういった気遣いがアレッポの石鹸職人たちの励みになっています。
シリアに再び平穏な日々が戻るためにもシリアの現状や出来事を知り、広めていかなくてはと今回のニュースで改めてそう感じました。
引用記事
AFP
https://www.aljazeera.com/news/2022/11/19/children-in-syrias-idlib-hold-their-own-world-cup;