12月8日午前、反政府勢力が シリア・ダマスカスをシリア市民に取り戻しました。
ちょうど1週間程前、アレッポ(ハラブ)に反政府勢力が進軍し民間人の血を流すことなく征服しました。
アレッポ市民は反政府勢力を受け入れ、その後も平和的にハマ、ホムスへと前進し、わずか1週間ほどで
ダマスカスまでたどり着き、政府軍と小さな衝突はあったものの民間人の犠牲者を出さずに
ダマスカスが反政府勢力により陥落されました。
シリア市民はどの都市においても反政府勢力を歓迎しアサド政権の支配に疲れ果てていました。
また、ロシア、イランはアサド政権を見放し政権軍は十分な武器も兵力もないため早々に諦めるしかなかったようです。
ダマスカス陥落までのスピードの速さに世界の驚きはもちろん、反政府勢力自身も驚いているとのこと。
長く続いた内戦、54年間にわたるアサド政権による搾取、汚職に賄賂と犯罪という犯罪をやり尽くしそれでも命が惜しいのか
こっそりとアサド大統領夫妻は国外逃亡するという結末。
アサド政権側に付き国民に対し残酷な弾圧をしていた者たちはアサドに見捨てられシリア国内を逃げ回っているとのこと。
今回の反政府勢力の進軍を日本の中東専門家の中にはテロリスト扱いするコメントに悔しい思いでいました。
ですが今後、反政府勢力のことについて何を語るのか楽しみにしています。
シリア内戦を解説する専門家はスンニ派やシーア派の宗派対立かのように複雑にむしろ理解させないように思わせていますが、
シンプルに独裁者とVS自由を求める者との戦いだったのです。
シリア国民は心から祝っています。
新しいシリアの門出を心から祝いたいと思います。
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