自由なシリア


Xのポストを見て気になって記事を読みました。

オールドメディア、中東専門家の殆どがアサド政権崩壊後は不安定なシリアを望んでいるかのような内容が多くて少しがっかりしてたので私としては大変嬉しい記事でした。

「編集手帖」の内容からには少なくともアサドがいなくなったシリアを祝うシリアの人々を応援してくれています。

遠く離れた日本の一新聞記者が新しいシリアを祝ってくれている。

特にシリア難民に関するニュースが流れる時は心無い専門家のコメントに傷ついて来ました。

ですから小さな記事ではありますが胸が熱くなりました。

心から感謝いたします。

独裁政権下には国営も民間も全部独裁者の物というのが一般的な認識だと思っています。

その国に留まるしか無かった人々は政権に抵抗できない状況があることも理解できます。

一方で政権に従うことを拒否した者たちは難民の道を選びました。この人たちはシリア人同士で殺し合いすることを望まず、独裁制権のために働きたくなかったことが主な理由です。

今、独裁政権下で何が行われてきたかがどんどん明らかになっています。

刑務所で行われていた一般市民に対する残虐行為、無数にあるとされる死体遺棄場、そして麻薬製造工場など。

これらのことが独裁者一人で行なったわけではないことは誰でも理解できるでしょう。

周りで支える者たちが居たからこそ成し得たことです。

独裁を続けられたのはこの周りにいた支援者とあらゆるところから入ってくる資金です。

自国民に対し残酷の限りを尽くしシリアの財産を盗んでロシアに逃げるような悪党が国内産業がら上納金を取らない訳がありません。ごく日常的に行われていることです。その証拠は?という人がいるかも知れませんが、そもそもそれが独裁下の日常で上納金に領収書など出す訳がありません。しかし払えば払うほど見返りがあるというのが通常の独裁下、マフィア的な構造です。

ですから、アサド政権下でそれなりに成功している企業というのはお墨付きをもらってると見て何がおかしいのでしょうか。

アサドは2年前、トルコとシリアの地震があった際に国連からの支援をどのように扱ったか。

自分を支持する者には物資を与えました。そしてその人たちはその物資を一般市民向けに販売していました。

物資だけではなく、NPOなどのシリア向けの支援金は全てアサドの妻が管理していました。

残念なことに一部の日本からの支援もアサドの妻の管理下にあったと思われます。

この支援のやり方に疑問を持っていた日本の支援団体もありシリア・アサド政権を通さないで寄付を募っていました。

シリアを通しての支援は全て一般的市民への残虐行為に繋がり政権維持を長引かせてしまう事を嫌ったためです。

このようなことは残念なことに一般の日本のみなさんの耳には入ってきません。

中東専門家と言われる人々は積極的にアサド政権からの情報を通訳して流し、オールドメディアはその専門家の言ったことをニュースや記事にし続けてきたからです。

今後も顔だけが変わりそのようなことが続くのだろうと思っています。残念ですが。

約3週間前、アレッポの石鹸が無形世界遺産に登録されてのニュースを確認した時嬉しいニュースというよりは嫌な気分でした。それはこれから難民の作るアレッポの石鹸を攻撃してくるのではと感じたからです。

アサド政権下に無形世界遺産に登録申請しそれが認められたというのはやはりアサド政権の意向とアレッポの石鹸製造者側の利害が一致下と考えるのが自然ではないでしょうか。それに弊社が販売する難民の株式会社アレッポの石鹸職人が作る石鹸を製造工場名バラカート者を名指しで中傷するだけでなく、中東専門家までもが中傷しているのが現状です。

しかし、その数日後に反政府勢力がアレッポを制圧し、あっという間にダマスカスまで辿り着きアサド政権崩壊に至るという劇的な出来事に暗い気持ちは吹っ飛びました。

とにかく、新しいシリアに期待しそのための協力は惜しまないつもりです。

私にできることはシリアの再建を中東専門家からではなく一シリア人として日本の皆さんに伝えていきたいと思っています。

そこで、シリアは今、国中お祝いムードです。



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